「石風花(せっぷうか)」とは「石仏が微笑み、緑の風が吹き、花がほころぶ」という意味を込めました。那須にある私の小さな研究室「石風花亭」から名付けたものです。 彩りの七十二候 折々の花245 吉野山の山桜 春分 末候(およそ三月三十日~四月三日頃) 春のこの時期、西行(1118~1190年)は吉野の桜の真っ只中にいました。 吉野山こぞのしをりの道かへてまだ見ぬかたの花を尋ねん 西行 ![]() 時にサクラの花びらが風に吹き上げられ、西行はしばしば桜吹雪に包まれたことがありました。その吹雪は峰をも越えながれていきました。 吉野山花吹き具して峯こゆる嵐は雲とよそに見ゆらん 西行 ![]() 西行は建久元年(1190年)旧暦2月16日、満月の夜、今を盛りと咲く桜のもとで、73歳の生涯を終えました。死すら桜に包まれるという、輝きがあります。 山桜は日本の桜です 願わくは花の下にて春死なんそのきさらぎの望月の頃 ![]() 以下の項目をクリックすると記事内容が見られます 連載記事 彩り72侯 折々の花 https://seppuka.exblog.jp/i20/ 季節に移ろう植物の姿をお伝えします。これまでの彩り72侯が見られます。 トッピクス https://seppuka.exblog.jp/i10/ 植物の生き方と人の関りを求めて、話題性のあるテーマを選びお伝えします。 草原を行く2 ススキは燃えているかを掲載しました。久しぶりの「トピックス」投稿です。 花模様 https://seppuka.exblog.jp/i6/ 人はなぜ花に惹かれるのか。花の魅力を通して、草木の生き方を見つめます。 古樹巡礼 https://seppuka.exblog.jp/i13/ 一粒の種子から育った樹木が齢を重ね、ついに「神性」を持つ。そうした古樹に向き合います。 鎌倉一草一木https://seppuka.exblog.jp/i16/ 歴史的遺産に恵まれた鎌倉。そこに生きる人々に寄り添ってきたのは野の花であり、樹木でした。 土手の草花 https://seppuka.exblog.jp/i12/ 土手には四季があり、人手による「撹乱」もあります。必死に適応して生きる草の姿を伝えます。 熱帯 緑の紀行 https://seppuka.exblog.jp/i18/ 熱帯地方を巡る緑の紀行です。今後も投稿を続けます。 単独記事 ワレモコウ https://seppuka.exblog.jp/i15/ 生と死のはざまに咲くワレモコウ。時空を超えて、ワレモコウの旅は続きます。 タンポポの話 https://seppuka.exblog.jp/i14/ 姿を消すカントウタンポポ、残るセイヨウタンポポ、しかし意外性のある結末が、、 桜に逢う https://seppuka.exblog.jp/i11/ どこか不可解、「さくら」への渾身の想いを綴りました。 活動案内 https://seppuka.exblog.jp/i2/ 毎月第2、第3、第4の金曜日に定例観察会を都内、近郊で開催しています。新コロナの影響で現在は活動が自重気味ですが、参加希望の方は、 gonchack55@hotmail.co.jp にお問い合わせください。
by seppuka
| 2023-03-30 07:44
| ようこそ!フォレスト石風花へ
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